Q&A.1 レオロジ−はなぜ二液性なのですか? また、なぜ酸性洗浄剤一液では材質を傷めてしまうのですか?
汚れには大別して屋内の汚れと屋外の汚れがあります。
屋内の汚れには大気中の排気ガス汚れのような重度の汚れはありませんが、屋外にはさまざまな汚染物質が付着しています。
屋内外の軽微な汚れは中性洗剤やアルカリ洗剤で除去出来ますが、外壁や外床面に付着したカルシウム・ケイ酸化合物系の
スケ−ル化した汚れ(都市型汚れ)は酸性洗浄剤を使用しないと除去出来ません。
しかし、酸性洗浄剤(特に無機酸)を単体で使用すると、強い含有成分により大切な材質を傷めてしまう恐れがあります。
つまり、重度の汚れには強力な洗浄剤が必要ですが、反面、材質を傷めてしまうという難点があるのです。
このように”頑固な汚れを材質を傷めず除去”するということは相反する行為のため、一方を求めると他方に問題が生じます。
つまり、中性やアルカリ性または酸性洗浄剤一液では、両方の目的を同時に達成することが出来ないのです。
そこでこの相反する行為を可能にするために開発されたのがレオロジ−の二液性で、アルカリ性と酸性の洗浄剤が反応する時に
最も高い洗浄力を発生し、材質を保護しながら中和するという特殊な反応をする成分が含有されているのです。
Q&A.2 従来はどのような方法で洗浄していたのですか?
一般的な洗剤でほどほどに汚れを除去するか、酸性洗浄剤を単体で使用して材質を傷めても汚れ除去を優先するか、どちら
かを犠牲にしていました。
このため、汚れをきれいに除去出来ず再汚染したり、お客様の大切な建物を劣化させていました。(損害賠償事例もあります)
また、酸性洗浄剤で洗浄した後、中和洗浄と称してアルカリ液で洗浄する方法を勧めているメ−カ−もありますが、これでは
最初に使用した酸性洗浄剤で材質を傷めてしまい、あとでアルカリ液で洗浄しても廃液が中和されるだけで、材質が保護される
わけではありません。
Q&A.3 他にも二液中和洗浄方式はあるのでしょうか?
ありません。
ただ、上記の方法を二液中和洗浄方式と称しているメ−カ−はあります。
上記のように最初に酸性液を使用するとその段階で材質を傷めるため、必ずアルカリ液を最初に塗布する必要があります。
しかし、一般的にアルカリ液と酸性液を使用すると中和して洗浄力が低下するため、重度の汚れを除去することが出来ません。
このため、レオロジ−のような”頑固な汚れを材質を傷めず除去”する商品を開発出来ず、上記の方法を中和洗浄方式と称して
いるのです。
Q&A.4 レオロジ−は、なぜ”頑固な汚れを材質を傷めず除去”出来るのでしょうか?
それはレオロジ−の中にBH(アルカリ性)とBZ(酸性)が反応する過程で非常に高い洗浄力を発生させ、材質を保護しながら
中和する特殊成分が含まれているからです。
そしてこの成分はレオロジ−のみが持つ独自のものなので、他社が追従出来ないのです。
Q&A.5 みかげ石鏡面・大理石・ラスタ−タイルの洗浄にも使用出来ますか?
出来ます。
一般的に上記のような材質に酸性洗浄剤(特に無機酸)を使用すると、表面を損傷させ光沢を損ないます。
しかし、表面に付着したカルシウム・ケイ酸化合物系の汚れは、酸性洗浄剤を使用しないと除去出来ません。
このような場合、レオロジ−BH・BZによる中和洗浄方式なら、材質を傷めず頑固な汚れを除去出来ます。
(洗浄方法) 通常、BHを5倍に希釈したらBZも5倍に希釈(同倍希釈)しますが、上記のようにデリケ−トな材質にはBZを
10〜20倍に希釈し、薄い順に組み合わせて目立たない箇所で洗浄テストし、最良の希釈倍率を決定します。
尚、施工には液ダレを防ぐため、白パッド・ウエス・スポンジなどに浸して半絞りし、拭き上げる方法をお勧めします。
※ この施工方法を習得されると、他社との差別化が図れ、優位な営業活動が展開出来ます。
上記のような材質を、どなたでも安全・簡単に原液のままで洗浄出来るトライアルセット(A液・B液)が発売されました。
トライアルのペ−ジをご参照下さい。