Q&A.1 レオロジ−プロテクトとは何ですか?
従来、高温で焼付けなければ硬化しない無機質コ−ティング剤を、常温(約20℃)で硬化させることに成功した、画期的な
常温硬化型無機質コ−ティング剤です。
紫外線で変色する有機系コ−ティング剤と違い、長期間紫外線にさらされても変色せず、密着性に優れ、安価で耐用年数
も10年以上 (ラボテストでは15〜20年のデ−タ実績) というロングライフコ−トです。
Q&A.2 どのような機能・効果があるのですか?
機能面では、大別して撥水性と親水性 (水に馴染みやすく、汚れが自然に流れ落ちる機能) の2タイプがあり、自然汚染防止・
表面保護・防錆・抗菌・防カビ・セルフクリ−ニング・落書き防止・静電気防止・コンクリ−ト強化・中性化防止効果など、様々な
機能を持っています。 ※ 詳しくはプロテクトの活用分野と適応コ−ト剤表をご参照下さい。
Q&A.3 コ−ト出来る対象物はどのようなものですか?
タイル・石材・コンクリ−ト・塗装壁面・鉄・鋼板・ガラス・アルミ・ステンレス・木材・樹脂 (FRPなど)・繊維・紙 など、幅広い材質
に使用出来る約100種類のタイプ別コ−トがあります。 (目的などをお知らせいただければ、詳しくご説明致します)
尚、オレフィン系・フッ素系・シリコ−ン系の樹脂には使用出来ません。
Q&A.4 他社が無機コ−トとか、セラミックスコ−トという名称で販売していますが、相違点は?
従来より販売されている無機コ−トは、大部分が有機塗料成分に無機塗料成分を添加したもので、有機成分が50%以上を
占めており、中には無機成分が数%のものもあります。
今までの無機コ−トは高温焼き付けしないと硬化しないため、有機系の硬化剤を添加して硬化させ、これを無機コ−トとかセラミックス
コ−トと称して販売しています。
一方、プロテクトは100%無機成分のコ−トで常温で硬化し、有機・無機ハイブリットコ−トでも有機成分は10%以下となっています。
一般的に従来より使用されているシリコ−ン系コ−トは、ケイ素(Si)にメチル基(CH3)やフェニル基(C6H5)などの有機成分
が2個結合した形の高分子で、有機物に分類されています。
プロテクトのG−50系では、ケイ素(Si)にメチル基(CH3)やフェニル基(C6H5)などの有機成分が1個結合した形の高分子で、
G−1500系などではケイ素(Si)に有機成分は何も結合しておらず、酸素のみが結合しています。
Q&A.5 乾燥・硬化について
一般的にシリコ−ン系コ−トは溶剤が蒸発すれば塗膜が形成されます。
また、使用されている溶剤も蒸発しやすいものが使われています。 このため、短時間で乾燥・硬化します。
一方、無機質コ−トは脱水縮合によって塗膜が形成されるため、常温では硬化に時間がかかり、高温で加熱しないと硬化することが
出来ませんでした。
このため今まで無機質コ−トの優秀性が高く評価されながら、現場で高温加熱出来ず既設建物に使用出来ないため、工場での生産
ラインで加熱硬化して製品化する現場しか使用出来ず、そのため既設建物には有機系コ−トを使用せざるを得ませんでした。
Q&A.6 無機質コ−トと有機系コ−トの特徴は (比較)
[ 無機質コ−ト ] [ 有機系コ−ト ]
● 炭素がない ● 炭素がある
● 燃えない ● 燃える
● 紫外線の影響を受けない ● 紫外線の影響を受けやすい
● 硬い ● 柔らかい
● 熱に強い ● 熱に弱い
● 親水性・疎水性 ● 疎水性
● 汚れにくい ● 汚れやすい
● 通気性がある (ないものもあり) ● 通気性なし